若者の心を起動する教育の作り方

アスバシ教育基金代表、毛受芳高のブログ

これまで1998年から15年、キャリア教育、街とつながる学校、総合的な学習の時間、教育コーディネーター、シチズンシップ教育、ESD、環境教育、国際理解教育、サイエンスコミュニケーション、教育CSRなどなど、様々な新たなテーマの教育を「教育コーディネーター」の側から手がけてきました。小学校から、中学校、高校、大学までの、子ども・若者のすべての発達段階と関わっていくなかで、見えてきた教育づくりのコツを紹介します。
若者は、「何か」に出会う体験を通して、心に火がつき、自ら主体的に動きだします。そんな体験を「心起動(ココロノキドウ)体験」(ユースアクティベーション)と呼んでいます。「心起動」現象はどう起こるのか?

若者の心が起動する物語

ユースアクティベーション~若者の心に火がつく物語vol.2

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今回は、農業高校の食品科学科に通う高校2年生の女の子が、洋菓子パリジャンパーペチュアル( http://parisian.jp/ )にインターンシップに行った時の物語です。パティシエなどの食に携わる仕事をしたい、という希望をもった生徒なので、とても姿勢も前向き。3日間のインターン内容は、お菓子・ケーキの包装、飾り付け、ケーキ材料の下準備、洗い物、接客等を行いました。

志望が明確で積極的な生徒は、インターンシップなんて必要ないという声も聴かれますが、そんなことはありません。むしろ、志望が明確であるからこそ、さらに深い気付きや感動、その後の人生につながるメッセージをつかんでいきます!↓↓↓↓↓↓↓↓

● 社員さんが丁寧に教えてくれた!
どのお仕事も従業員さんやアルバイトの方々が、丁寧に教えてくれて、出来なかった作業も、回数を重ねる内に出来るようになっていき、誉められた時はとても嬉しかったです。仕事を教えてくれているときに、社員の方が沢山話しかけて下さり、コミュニケーションをとることができました。だから、分からないことや、次に何をすればいいのかなど、自分から積極的に聞くことが出来きました。報告書のコメントに、よく動けている、意欲がある、お店に馴染めているね、と書かれたときは本当に嬉しかったです。

● 一つ一つのこだわりに驚かされた。
包装の作業では、お菓子やケーキの種類によって置く向きや使うフィルムの種類や、やり方等が違うこと。飾り付けの作業では、ケーキの種類によって使う具材の大きさが違うこと。材料の下準備では、桃のピューレだったら繊維を残したくないため、裏ごしをしてから使用したりと、一つ一つの作業にこだわっていること。など、仕事を体験している内に、沢山の驚きがありました。

● 店長さんから聞いた経営方針に感動
最終日に店長さんからお話があり、その中の経営方針に感動しました。お話しされた経営方針は三つありました。一つ目は作っている人も接客を必ずやること。これは自分の考えている商品と、お客様の考えている商品が違うため、両方やることでお客様のニーズに合ったいい商品を作れるようになるからです。二つ目はケーキの種類や焼き菓子の担当が特に決まっていないということです。これは全ての仕事をやってもらうことで、バランスよく技術がつき、将来的には一人一人にお店を出して欲しいという願いからです。そして私が一番印象に残っているのは、「みんなが仲良しじゃないと美味しいケーキは作れない、みんなで助け合っていかなくちゃ」という店長さんが言われたフレーズでした。ここのお店のスタッフのみんなが、仲良く仕事をこなしているので、雰囲気のいいお店になっているのだと実感しました。

● 挨拶・笑顔・素直に謝れる大人になりたい
私がこの三日間で学んだことはふたつあります。ひとつ目は挨拶の大切さと笑顔です。挨拶では「おはようございます」「お昼をいただきます」「お疲れ様でした」など、スタッフの人が他のスタッフ一人一人に声をかけていて、当たり前のことかもしれませんが、とても凄いことだなと思いました。挨拶をしなくちゃコミュニケーションは取れないし、挨拶をする事によって仕事とそれ以外のメリハリがつくのだと思いました。それと、笑顔でコミュニケーションを取ると、相手が笑顔になることを実感しました。ふたつ目はごまかさないという所です。私は仕事でミスをしてしまった時に、これは小さなことだから言わなくてもいいか、と思っていたけれど、素直に謝りました。素直に謝れば、これからは気をつけようと思うようになるし、大きなミスにつながらないのです。同時に仕事の責任感というものも学びました。

● 自信をつけた3日間に
3日間という短い間のインターンシップでしたが、その中で自分は誉められると自分に自信がつくということが分かりました。1日目は知らない場所で、知らない人達と3日間やっていけるか不安で、自分に自信がなかったけれど、誉められたりして、気がついたら自信にあふれていて、そのおかげで3日目は仕事を楽しめ、とても充実していました。私は将来、ここでの経験を活かし、挨拶をする、笑顔を絶やさない、誤魔化さず素直に謝る、ということの出来る社会人になりたいです。

ユースアクティベーション~若者の心に火がつく物語vol.1

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この夏のインターンシップで、高校生が出会った体験の物語を御紹介! 新聞で御紹介されたインターンシップ中のドラマです。普通科の高校2年生女子が、有限会社ケイフィールドというIT会社で、ゲームアプリ開発などを体験した3日間の物語。

●忙しい…怖い…という会社のイメージが変わる。

私が最初想像していた職場というものは、とても厳しくて、いつも忙しくて、とにかく怖いような、そんなイメージでした。しかし、ケイフィールドさんは私が想像していたものとは違い、社長さんはとてもラフな方で、社員の皆さんにも優しく接していただきました。

● 出来ないと思っていたことが、一つ一つ進めていくと出来て、自信に繋がった。

ゲームアプリ開発をしていくうえで、ゲームに機能を持たせるプログラミングというものがあるのですが、それがとても難しく、こんな自分がわかるはずないとか、理解出来る訳ないと思っていたのですが、一つずつ簡単なことから進み、エラーなどをみんなで解決しながら、ゲームを完成させることができました。そのとき社員の方に誉めて頂き、本当に嬉しかったです。

● 可能性を閉じず、やりたいことに向かっていける自分になりたい。
高校生は学校という社会の中で暮らしています。職場という社会とはちがい、まだまだ世界は狭く、知らないことだらけです。私はインターンシップをするまでは、将来をしっかり見据えておらず、ぼやぼやと描いていました。私は英語が好きなので、文系しか無理だと視野を自分で狭めていました。しかし、ケイフィールドの皆さんはコンピューターを使って、IT関係で、どちらかというと理系であるにもかかわらず、ほとんどの方が自分は文系だとおっしゃっていました。文系と理系はあまり関係ないよとおっしゃってくださいました。そのことばをきっかけに私は他の道を考えるようになり、今では建築や住宅デザインという自分のやりたいことを見つけることが出来ました。これもインターンシップあってのことだと思います。

● 積極的に動くことで、大きな差が出る。

まだ私がこのインターンシップでどう変わったかは自分でははっきりとわかりませんが、インターンシップでその職業を目で見て、社会を肌で感じることは、それをしないのと比べ、とても大きな差がでると思います。
ケイフィールドの社長さんが「後悔をするときは何もしなかったとき」と仰って頂いたように、積極的であるということは社会においてとても重要であると思います。このインターンシップをとおし、もっともっとたくさんの職業を目でみて感じたいと思いました。そのような気持ちになるのは、ケイフィールドさんのおかげであり、こういう気持ちが自分の将来設計につながっていくのだと思います。
たくさんの高校生が高校生活を送る中で、必死に手を伸ばして積極的に何事にも参加するのは自分の強みになると思います。私にとってそんなことも再確認できた、とても貴重なインターンシップでした。

 
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